F : イオンビーム技術によるマテリアルイノベーションの躍進

Organizers:

Representative
・ 阿保 智 大阪大学
Correspondence
・ 鈴木 耕拓 公益財団法人若狭湾エネルギー研究センター ksuzuki@werc.or.jp
・ 加田 渉 東北大学 wataru.kada.a4@tohoku.ac.jp
Organizers
・ 雨倉 宏 物質・材料研究機構
・ 青木 学聡 名古屋大学
・ 馬場 恒明 合同会社DLC研究所
・ 堀 史説 大阪公立大学
・ 伊藤 久義 量子科学技術研究開発機構
・ 小林 知洋 理化学研究所
・ 西川 宏之 芝浦工業大学
・ 安田 和弘 九州大学

Scope:

社会の持続的な発展のためには、革新的な機能を有する材料創成が必要不可欠である。イオンビームは用いるイオン種やエネルギーを選択することで、材料に対し任意の特性を付与できるため新機能材料や既存の材料中に異なる機能を持つ構造を作製可能である。また、これらの材料の分析や物性評価においてもイオンビームは重要な役割を果たしており、新しい計測・評価技術の開発が進んでいる。一方、イオンと材料との相互作用は複雑な過程を経るため、未だ解明されていない現象も多い。これらの現象を機械学習やAIといった手法で解析し、得られた新しい知見に基づいた材料科学に対するイオンビームの新しい利用法の提案も試されている。本シンポジウムでは、イオンビームによる材料創成・機能創成・分析・物性評価にとどまらず、これらを支える基礎科学と新しく派生した応用技術までイオンビームに関連する最新の革新的な研究成果を募り、分野横断・産学連携を通じて、マテリアルイノベーションの更なる躍進に繋がる議論の場を形成する。

Topics:

1. イオン-固体相互作用
2. イオンビーム分析・評価・改質・制御:高分子・生体材料・半導体・量子材料など
3. クラスターイオン・高速重イオン・高価数イオンなど
4. データ科学とイオンビーム応用
5. その他:イオンビーム・プラズマ応用など

招待講演:

1. 圓谷志郎 (量子科学技術研究開発機構)
重イオンビームからのエネルギー付与を利用した新規二次元物質の創製
2. 白石卓也 (神奈川大学)
サブミクロンの空間分解能を持つ飛跡検出器を用いたkeVからGeVエネルギースケールのイオンビームと中性子の研究
3. 瀬木利夫 (京都大学)
反応性ガスクラスターインジェクションによる高アスペクト比エッチング
4. 鳴海一雅 (量子科学技術研究開発機構)
フラーレンイオン衝撃によるスパッタリング
5. 藤田奈津子 (日本原子力研究開発機構)
JAEA-AMS-TONOにおける超小型AMSの開発
6. 間嶋拓也 (京都大学)
微小液滴に対するMeV二次イオン質量分析