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過去の研究会

過去の日本MRS研究会

スマート材料・デバイス イノベーション研究会 2014年6月~2020年3月

[代表世話人]

古屋 泰文 弘前大学 教授

[連絡世話人]

中尾 航 横浜国立大学 准教授

[活動趣旨]

インフラの信頼性確保、サステナブル減災・防災システムの拡 充、モバイル機 能デバイス、ロボット・動力機械分野の 省エネルギー高効率利用などの大震災以降の安心安全、環境エネルギー、生活関 連技術ニーズに対して、 スマート材料・システムが再び着目を集めている。周囲環境からの外部刺激(電 場・磁場・熱・光など)により、 知的に応答(変位・電場・化学反応など)をする” インテリジェント材料・ス マートデバイス”分野は、圧電材料、 形状記憶材料、磁性流体、複合機能型高分子など多岐にわたり、極めて活発な研 究開発が行われている。
しかしながら、依然、極めて限られたスマート(インテリジェント)材料のみし か、実社会への実用化フェーズに 達していないのも現状である。よって、この分野の各種機能材料とそのデバイス 化に繋がる基礎研究シーズを 再整理し、ブレークスルー技術への適用設計を加速させ、近未来社会システムに 製品化還元することを主目的として 当研究会を発足させる。当研究会構成は、産官学にわたる研究技術者(大学、公 的研究機関、企業等)の結集かならなり、 内外の最新技術分析と科学技術的手法を討議する講演会、討論会(年2-3回)を 企画する。“新材料は世界を制す“を 合言葉に我が国での社会技術イノベーションを実現する。

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サステイナビリティ研究会 ~2020年3月

[代表世話人]・[連絡世話人]

原田 幸明 国立研究開発法人 物質・材料研究機構

[活動趣旨]

他の学協会や関連団体と連携しながら、材料とその技術のサステイナビリティに関する貢献(Physical base for Sustainability)について、議論を深め、より効果的な資源と材料の利用の方向を追求する。この議論の中には、LCA、地球温暖化に対する材料貢献、資源効率の向上、循環型社会の推進、元素代替技術の開発、有害物質除去技術、安全・信頼性技術が含まれ、MRS-Jに結集する材料研究者の幅をより一層広げることにもつながる。

活動形態は、議論の性格上、公開のシンポジウムもしくはおなじく公開のワークショップ形式に重点を置き、他組織との共催、協賛を進めながら、収益性を意識しつつ年に数回行う。その講演や議論を通じ内容の深化のみならず新たな研究者層のMRS-Jへの参入を図る。また、MRS-J講演大会に置いてはそれらの成果を反映した共通性の高い内容の講演を数件準備しMRS-Jの持つ「横糸」の要素の強化に寄与する。

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ソフトアクチュエータ産業化研究会 2016年4月~2020年3月

[代表世話人]

奥崎秀典 山梨大学 大学院総合研究部 教授

[連絡世話人]

杉野卓司 産業技術総合研究所 無機機能材料研究部門 主任研究員

[活動趣旨]

ソフトアクチュエータとは、熱、電気、光、磁場、化学等の様々な刺激に応答し形状を変化させる、高分子ベースの材料をもとにしたデバイスである。従来のアクチュエータに対して、様々な利点があり、医療、MEMS、携帯機器等の新規デバイス応用に期待されている。また、関連した高分子材料によるメカニカルセンサ、環境発電の研究、あるいは、バイオアクチュエータの研究も本研究会では対象とする。本研究会では、これらソフトアクチュエータの材料、デバイス、制御、応用に関する第1線の研究者が相互に情報公開し、今後の研究開発の方向性について議論を行うとともに、国内の関連企業関係者への研究者からの技術移転の場を提供し、日本国内企業でソフトアクチュエータ技術の産業化を推進することを目的とする。

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ソフトインターフェース研究会 2014年 4月~2019年3月

[代表世話人]

前田瑞夫 国立研究開発法人理化学研究所 主任研究員

[連絡世話人]

高井まどか 東京大学大学院工学研究科 教授

[活動趣旨]

タンパク質・核酸・多糖類などの生体高分子、液晶や両親媒性分子、コロイドなど、大きな内部自由度を特徴とする有機物質は、ソフトマターと総称されます。これらソフトマターが形成する界面は、外部からの刺激によって構造や性質が大きく変化するソフトな特性をもちます。この動的な界面をソフトインターフェース(ソフト界面)と定義しました。ソフト界面は溶媒やイオンや基質が介在する3次元的に厚みのある境界領域であって、その性質は単なる2次元界面ともバルクとも異なっています。すなわち、溶媒やイオンやゲスト分子との相互作用を通じて動的に構造や性質を変化させるという点、さらにこの動的変化が意味のある「仕事」となること、つまり「分子鎖」が仕事をする領域であるという点がその特徴です。ソフト界面は生物機能の多様性を支える源になっているばかりでなく、医療を支えるバイオマテリアルやバイオデバイスなどの性能を支配する重要な因子であります。しかし、その分子レベルの研究はほとんど進んでおらず、しばしば従来の知識では理解できない不思議な現象がみられます。たとえばバイオマテリアルやバイオチップにおいて界面の重要性は広く認識されているものの、生体高分子、高分子電解質、イオン種、水分子などが複雑に関与するため、未解明の問題が数多く存在します。しかし近年、ソフト界面の精密設計・制御やその特性解析・物性評価について独創性の高い研究が急速に進んできました。  本研究会では、精密なソフト界面の創成とその特性解析を行い、界面が関与する不思議な現象・物性を解明しつつ、ソフト界面の特性を活かした機能材料の開発を進めることにより、新たな融合学術領域を創成することを目的としています。ソフト界面に関わる先導的研究や若手研究者による挑戦的研究を糾合して本研究会を組織することにより、ソフト界面が示す不思議な現象が次々に解明され、その特性を活かした新機能材料が創出されることを期待しています。

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