単結晶に迫る/超える透明バルクセラミックスの 開発の現状と課題
昨今では、照明、レーザー、オプティカルデバイスなどの光に関わる多種多様な材料が開発され、環境・エネルギー、自動車、家電、航空宇宙分野などでの応用展開が期待されています。特に光学応用向け無機材料は化学的安定性、種々の複合的機能、など優れた特性を有しています。このような材料の多くは単結晶を対象として研究開発が行われていますが、製造コスト、形状の自由度などの点でセラミックスへの要望が高まっています。しかし、いわゆる焼き物であるセラミックスの多くは不透明であり、光学応用としての用途が限定されていました。近年、セラミックスのプロセスの高度化・精緻化が積極的に行われ、透明バルクセラミックスの研究開発が急速に進んでおり、各種デバイスへの応用が期待されています。本講演会では、透明バルクセラミックスの開発に関する最新動向を紹介しながら、単結晶に迫る、そして、超える材料としての開発の課題について議論します。
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